「VERSANTってどんなテスト?」
「VERSANTのスコアの目安って?」
「英検やTOEICとのスコア比較を知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
他試験とのスコア比較をする事で、自身に必要なテストを理解する事が出来ます。
VERSANTで75点を取得しており、テスト内容を熟知している私が、スコアの見方や英検やTOIECとの比較について徹底解説します!
この記事を読むと、VERSANTついて知識が深まり、受験へ役立てることが出来ます。
- VERSANTの基礎知識
- VERSANTのスコアの目安
- 英検、TOEICとのスコア比較
VERSANTの概要
VERSANTの基礎知識
VERSANTは、ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社Pearson社という団体により運営されている英語能力判定テストです。
リスニング能力とスピーキング能力(自然さ、流暢さ、即時性)の両方を測定可能です。
VERSANTは、現在多くの国の政府機関や大手グローバル企業に浸透し、正しい英語能力を測れるテストとして評価・採用されています。
そのきっかけは、アメリカの国防省の採用基準の1つとして使用されたからだとの説が有力です。
日本国内では、ヒルトングループ、楽天、グロービスなどの大手企業が英語能力を測るテストとしてVERSANTを採用しています。
ビジネス英語を測る指標として、国際的に信頼度の高いテストだと言えるでしょう。
VERSANTの試験内容
VERSANTはすべてオンライン上で受験及び結果の確認ができる、とても利便性が高いテストです。
試験時間も20分程度と短く、忙しい方もスマホやパソコンがあれば、お好きな場所でお好きな時に受験できます。
TOEICやIELTSなどのテストとは大きく違う点ですね。
すべてネイティブスピーカーが話す音声を聞き、即座に英語で応答する形式で行われます。
受験後はコンピューターによる自動採点が行われ、約10分程で結果が確認可能です。
総合スコアと発音、流暢さ、語彙、文章構文の4つの分野別スコアががそれぞれ評価され、レポートに記載されます。
VERSANTの受験費用
VERSANTの料金は、テストの種類によって異なります。
受験費用を支払った後に、メールにて受験番号が届きます。
それから受験用URLまたはスマホアプリから受験番号を入力し、お好きなタイミングと場所でテストを開始します。
紙媒体での書類の準備は何も必要ありませんので、思い立ったらすぐに手軽に受験が可能です!
VERSANTのスコアの目安
〜37点
30点以下の方は、基礎的な英語力が不足していること場合が多々あります。
まずは中学・高校で習ったような基本的な文法や単語の復習を行う必要があるでしょう。
VERSANTスコアが30点台の人は、基礎的な英語の知識はあるのですが、流暢に英会話ができる能力はまだない段階です。
まずは実践的リスニング力強化に力を注ぎましょう。
リスニング力を高めた後、スピーキング教材を中心に学習し、会話力をつけていくようにしましょう。
38点
VERSANTにおける38点は、「ゆっくり、明確に発話されていれば、ある程度の理解が可能」といったところでしょう。
自身の基本的な情報(仕事や家族、趣味など)について述べることができるレベルです。
海外赴任やキャリアアップを希望される場合は、数段階のレベルアップが必要となります。
47点
基礎的な英語力があり、伝えたいことの要点を包括的に述べることができるレベルです。
日本人の平均点よりも10点程度高いですが、ビジネス英語を使いこなすにはスキルアップが必要となります。
53点
「英語でビジネスを行うことが可能な中級者」であると言えるレベルです。
英語プラスαのスキルがある場合は、外資系企業でも市場価値の高い人材として評価されます。
60点~
「ネイティブとも円滑に議論ができ、英語でリーダーシップをとることが可能」だと思われるレベルです。
この点数があれば、英語でビジネスを行うことに支障をきたすことはまずないと言えるでしょう。
大きな負担を感じず、クリアに自分の意見を述べることができます。
VERSANTのスコアを英検、TOEICと比較
英検、TOEICとのスコア比較はあくまで目安
VERSANTスコア | 英検スコア | TOEICスコア |
---|---|---|
79-80 | ||
69-78 | 1級 | 945- |
58-68 | 準1級 | 785-944 |
47-57 | 2級 | 550-784 |
36-46 | 準2級 | 225-549 |
26-35 | 3級 | 120-224 |
20-25 | -120 |
上記は、VERSANTが発表したデータを元に作成した、英検およびTOIECとVERSANTスコアを比較した表です。
しかしながら、日本人だけでなく他の国籍の受験者のデータも含まれているので、参考にする場合は少し注意してください。
英検だと、準2級で日本人の平均点である38点をとることができるでしょう。
しかし、最上級である英検1級やTOEIC満点の方でも、VERSANTで79-80点をとるのは相当な努力が欠かせないとされています。
VERSANTでは日常的な会話力からビジネスのスピーキングスキルを求められるからです。
その上、TOEICや英検の様にクリアな音声が流れる訳ではなく、VERSANTでのテスト音声は雑音が入っていたりと、日常をイメージして作られています。
ですので、VERSANTで高得点を取得すると、より包括的な英語能力があると評価される確率はおのずと高くなるのです。
まとめ
VERSANTの基礎知識をはじめ、スコア別英語能力の目安、TOEICや英検との比較についてお伝えしました。
この記事をまとめると、以下の3点です。
- VERSANTの基礎知識:リスニングとスピーキング両方の判定が可能な、国際的に知名度が高い英語能力判定テスト。
- VERSANTのスコアの目安: 日本人平均点は38点、英語でビジネスを行う場合には53点程度必要。
- 英検、TOEICとのスコア比較:TOEICや英検で満点近く取得していても、VERSANTでは満点を取ることは難しい。
スピ―キングを含む包括的な英語力を測りたい方は、VERSANTを受験してみてはいかがでしょうか?
もし高得点を獲得することができれば、国内だけでなく、海外の企業や留学先でも評価されること間違いなしです。
今回の記事が、VERSANTの受験を考えられている方の参考になれば幸いです!
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