「VERSANTスコアをTOEICスコアに換算したい」
「VERSANTとTOEICは何が違うの?」
「VRRSANTとTOEIC、どちらを受験したらいいの?」
このようなお悩みはありませんか?
VERSANTスコアをTOEICスコアに換算するとどれくらいなのか説明します。
VERSANTで75点を取得しており、テスト内容を熟知している私が徹底解説します。
- VERSANTスコアをTOEICスコアに換算
- VERSANTとTOEICで測れる英語力
- VERSANTとTOEIC、どちらを受験すべきか分かる
VERSANTとは?
VERSANTとは、仕事で使える実践的な英語力を測るテストです。
英語をリアルタイムで聞いて理解し、それに対して適切な英語で答える力を測定します。
世界最大規模の教育サービス会社Pearsonによって開発・運営されており、日本では日本経済新聞社が運営しています。
VERSANTは、国内外の企業だけでなく諸外国の政府機関でも実践的な英語のコミュニケーション能力を測るテストとして採用されています。
国際的にも信頼性と認知度が高いテストなので、今後は日本での認知度も高まっていくと考えられるでしょう。
VERSANTの概要
VERSANTの概要を説明します。
- スマートフォンやパソコンで24時間365日どこからでも受験可能
- 短いテスト時間とスピーディーな採点
- 高度なAI技術により、客観的かつ公平に英語力を測定
- 世界各国の企業や政府機関が採用する信頼性の高い試験
VERSANTは、ビジネスシーンでの実践的な英語のコミュニケーション能力を測定するテストです。
ご自身の学習スケジュールに合わせていつでもどこからでも受験できるので、定期的に受験してスピーキング力の向上に活用するとよいでしょう。
VERSANTとTOEICでは測れる英語力が違う
ビジネスシーンでの英語力を測るテストとして認知度が高いTOEICですが、VERSANTとの違いはあるのでしょうか。
ここでは、VERSANTとTOEICで測れる英語力についてそれぞれ説明します。
VERSANTで測れる英語力
VERSANTのスピーキングテストでは、ネイティブスピーカーによる自然なスピードの英語を聞き取るリスニング能力と、スピーキング能力を測定。
スピーキング能力といっても、英語を話すことができれば良いというレベルではなく、語彙力や文章構成能力、ネイティブ並みの発音と流暢さも採点の対象になっています。
VERSANTのライティングテストでは、語彙力や文法、読解力、文章構成だけでなく、丁寧さなど言葉遣いと文体も測り、英語を適切に書く力を測定。
VERSANTは、どれくらい英語を知っているのかではなく、どれくらい適切に英語を使うことができるのかという実践的な英語のコミュニケーション能力を測ります。
TOEICで測れる英語力
TOEICには5種類のテストがありますが、ここでは日本での受験者が最も多いTOEIC Listening &Readingテストについてお話しします。
TOEICは日常生活やビジネスシーンで必要なリスニング力とリーディング力を測るテストですが、実践的な英会話能力を測るテストではありません。
スピーキングが苦手でも、リスニングとリーディングができれば高得点取得が可能なテストです。
TOEICでは文法や語彙、読解力、聞き取り能力を測定・採点するので、TOEICで高得点を取得した人が必ずしも英会話能力が高いとは言えません。
TOEICは、英語の文法や語彙をしっかり身に着けて、英語の土台を築きたい人にとっておすすめのテストといえるでしょう。
TOEIC・TOEFLのスコア換算表
VERSANT・TOEIC・TOEFLのスコア換算表を下記にまとめました。
VERSANTとTOEIC、TOEFLでは測れる英語力がそれぞれ異なるので、あくまで参考としてご活用ください。
VERSANT Speaking Test | VERSANT Writing Test | TOEIC L/R | TOEFL iBT |
---|---|---|---|
79-80 | 77-80 | – | – |
69-78 | 67-76 | 945-990 | 95-120 |
58-68 | 54-66 | 785-940 | 72-94 |
47-57 | 44-53 | 550-780 | 42-71 |
36-46 | 30-43 | 225-545 | – |
26-35 | 20-29 | 120-220 | – |
20-25 | – | – | – |
参照元:VERSANTスコアと各種英語力指標の対応表
各資格・検定試験とCEFRとの対照表
VERSANTとTOEICどちらがおすすめ?
VERSANTとTOEICは、両方ともビジネスで通用する英語力を測るテストですが、測れる英語力が違います。
ビジネスシーンでの実践的な英語力を測るVERSANT。
英語の土台となるリスニング力とリーディング力を測るTOEIC。
それぞれのテストで測れる英語力は異なるので、受験する方の目的もそれぞれ異なるのではないでしょうか。
ここでは、VERSANTがおすすめな人とTOEICがおすすめな人をそれぞれ解説します。
VERSANTがおすすめな人
VERSANTがおすすめな人は、仕事上、英語でコミュニケーションをとる必要がある人や、ご自身の英会話力を測りたい人です。
ご自身のスピーキング能力を試したい方や、英会話力を伸ばしたい方にもおすすめ。
なぜなら、VERSANTは実際のビジネスシーンでのコミュニケーション能力を測るテストだからです。
VERSANTでは、ネイティブスピーカーが自然な早さで話している英語を正確に聞き取り、瞬時に理解して、適切な英語で答える必要があります。
また、海外展開している企業では人事評価や海外駐在の基準にVERSANTを採用しているところもあるので、グローバルに活躍したい方にもおすすめのテストです。
TOEICがおすすめな人
TOEICがおすすめな人は、ご自身の英語力の土台となる語彙や文法、読解能力や聞き取り能力を測定したい方です。
なぜなら、TOEICは日常生活やビジネスシーンでのリスニング能力とリーディング能力を測定しているからです。
英語のスピーキング能力を伸ばすには、まずは英会話の基礎となる語彙力や文法、文章構成能力が必要です。
また、就職活動や転職活動、昇進の際にTOEICのスコアを基準としている企業が多いので、グローバル企業で活躍したい方はTOEICを受験しておくとよいでしょう。
まとめ
VERSANTとTOEICはビジネスシーンでの英語力を測るテストですが、それぞれのテストで測れる英語力は異なります。
ここでは、VERSANTとTOEICの違いについて解説しました。
- VERSANT、TOEIC、TOEFLスコア換算表
- VERSANTで測れる英語力
- TOEICで測れる英語力
- VERSANTがおすすめな人
- TOEICがおすすめな人
VERSANTは本当に使える英会話力を測るテストです。
TOEICは英語の土台となるリーディング力とリスニング力を測るテストです。
それぞれのテストで測れる英語力は違うので、その違いをきちんと理解、把握した上で受験するとよいでしょう。
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