VERSANTを受験した体験談を紹介！他試験との違いも解説

「VERSANTってどんなテスト？」
「VERSANTと他のテストの違いは？」
「VERSANTの体験談について知りたい」

このようなお悩みはありませんか？

VERSANTで75点を取得しており、テスト内容を熟知している私が、VERSANTを受験した体験談や他試験との違いを徹底解説します。

この記事を読むとVERSANTの仕組みを理解し、受験に備えることが出来ます。

VERSANTの概要

VERSANTの基礎知識

イギリスのロンドンにある世界最大の教育会社Pearson(ピアゾン)によって開発された、実践的な英語力を測るテストがVERSANTです。

アメリカの国防総省やオランダ移民局など多くの政府機関が採用しており、非常に国際的な信頼度が高いテストです。

日本国内では、楽天などをはじめとした大手グローバル企業が、実践的な英語力を測定できるテストとして採用しています。

日本国内での受験者数は、2021年時点で約40万人を突破しました。

TOEICやTOEFLなど比較すると日本での知名度はまだ高くはありません。

しかし、今後数年で受験者は確実に増加するでしょう。

VERSANTで測れる能力

VERSANTは、ライティングやリーディングの他に、スピーキング力を測定することが可能なテストです。

スピーキングテストは約２０分間で、「発音」「流暢さ」「語彙力」「文章構成力」の４技能を測ります。

TOEICや英検など、他のテストでは測定が難しい自身のスピーキング能力を、VERSANTでは客観的に知ることが可能です。

VERSANTの体験談

１、問題文含め全て英語で説明される

TOEIC等他のテストでも、基本的に指示は全て英語で行われますが、焦らないよう心の準備をしておくことをお勧めします。

過去問を何度か解くことで、全体の流れを把握し、耳を慣らしておきましょう。

2、声が聞こえずらい

電話で話すときのような、少しノイズがかかった声の英語が流れます。

また、教科書の英語とは全く違う、日常生活で話されている会話のトーンで質問されるので注意が必要です。

３、テストが突然開始される

英語での指示の直後に、スピーキングタイムとなります。

また、試験が開始されるとそのまま問題が流れ続けますので、こちらのペースで区切ったり止めることはできません。

４、回答時間が短く設定されている

全体のテスト時間が約２０分と短いためか、回答時間も同様に短く設定されています。

そして、こちらが回答の途中でも容赦なく次の問題に進みますので、素早く簡潔に答えるようにしましょう。

５、残り時間の表示がない

残り時間は、画面上に表示されませんのでご注意ください。

すぐに時間を確認できるように、時計の準備を忘れないようにしましょう。

TOEIC等の他試験との違い

VERSANTと他試験のテスト内容

VERSANTでは、英語の知識だけでなく、『日常生活で英語を上手く使いこなせるか』という点が重要視されます。

なので、VERSANTで高得点を取得するには、高いレベルのリスニングとスピーキング能力が必要不可欠となるでしょう。

他のテストと比較すると、より実践的な英語でのコミュニケーション能力が評価されるといえます。

採点方法の比較

VERSANTでは、受験から数分後には結果を確認することができます。

オンラインで受験番号を入力するとすぐに結果がわかるので、他のテストのように郵送を待つ必要もありません。

また、最先端のAIを使用したコンピューターによる採点ですので、人的ミスもなく、客観的に受験者の英語能力を測定できます。

VERSANTで測れるスピーキングとリスニング能力

VERSANTスピーキングテストでは、日常的に話されるスピードの英語を即時に理解し返答する必要があります。

なので、教科書英語ではない実践的な英語を理解するリスニング力と、それに瞬時に対応できるスピーキング力の両方が求められます。

TOEICなど他のテストでは、スピーキング能力だけを測ることはありません。

なので、このスピーキングテストがVERSANT最大の特徴と言えるでしょう。

４つのサブスコア（発音・流暢さ・語彙力・文章構成力）で、自身のスピーキング能力を細かく確認できるところも魅力的です。

VERSANTで高得点を取るために必要な事

VERSANTのスコア別英語力について

VERSANTスコア	推定される英語力
79-80	ネイティブのようなスピードで行われる会話でも、相手の話を正確に理解し、意見を述べることができる。
69-78	母語と変わらず、流暢に自分の考えを英語で表現できる。 幅広いトピックスについて流暢にコミュニケーションがとれ、細かな間違いもほとんど見当たらない。
63-68	ネイティブにも劣らない英語力でコミュニケーションが可能なレベル。
58-62	英語でビジネスをするために必要だとされるレベル。英語でリーダーシップをとることができる。
53-57	英語を使用し、ビジネスを行うためには最低限必要なレベル。 毎日英語でのスピーキングの勉強をしなければ、維持することが難しいとされる。
47-52	海外赴任などで必要とされる基礎的な英語能力があると思われる。 日本人平均の37点よりも10点程度高いが、英語でスムーズに業務を行うためには更にレベルアップが必要。
41-46	簡単な意思疎通はできるレベル。ビジネスで英語を使用するには、かなりのスキルアップが求められる。
36-40	日本人平均レベル。ゆっくり大きな声で話されていれば、ある程度の理解が可能。
26-35	非常にゆっくりとした速さで発音された英語であれば理解できるレベル。
20-25	ゆっくりと顔を見て直接話されれば、 多少の英単語は理解できる。

VERSANTのスコア別英語力を、上記の表にまとめました。

日本国内のデータだけでなく、海外での受験者データも含まれていますので、参考にする場合はご注意ください。

日本人にとって伸ばしにくい項目

VERSANTでは、英語を「上手く使えるのか」という点を重要視されるので、日本人にとって他のテストよりも難易度が高いです。

日本人が得意とされるリーディングだけでなく、高いレベルのリスニングとスピーキング能力が求められます。

日本人は、対人での英語のコミュニケーションに慣れていない場合が多いので、時間をかけて対策を練る必要があります。

特に、「発音」と「流暢さ」が日本人にとって伸ばしにくい項目とされています。

この２点を集中して勉強することで、より短い期間でのスコアアップが可能になるでしょう。

効果的な勉強方法

オンライン英会話などを使い、積極的に英語でコミュニケーションをとる機会を作りましょう。

また、英語でのインプットとアウトプットを日常的に行い英語力を強化すれば、短期間でスコアアップが可能になります。

要約や自由回答が求められる問題も出題されるので、英語のストックを増やす勉強法が効果的でしょう。

まとめ

VERSANTの基礎知識をはじめ、体験談や効果的なスコアアップ勉強法についてお伝えしました。

この記事を３点にまとめると以下になります。

• VERSANTの基礎知識：国際的に知名度が高い英語能力判定テスト。
• 他試験との違い：リーディングやライティングだけでなく、リスニングとスピーキングの同時判定が可能。
• VERSANTの体験談：全体的に回答時間が短く、残り時間も表示されないので事前準備が必要。

他のテストよりも実践的な英語力を知りたい方は、VERSANTを受験してみてはいかがでしょうか？

VERSANTで高得点を取得できれば、国内外問わず大手企業や留学先に評価されること間違いなしです。

今回の記事が、VERSANTの受験を考えられている方の参考になれば幸いです！