「VERSANTについて詳しく知りたい」
「TOEICとVERSANTのメリットデメリットを知りたい」
「TOEICとVERSANTとのスコア比較を知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
TOEICとVERSANTのメリット・デメリットやスコア比較を、VERSANT75点を取得しており、TOEIC満点を取った事がある私が解説します。
VERSANTとは
VERSANTとは、イギリスの世界最大規模の教育サービス会社Pearson社が開発したビジネスシーンでの英語力を測るテストです。
VERSANTは高度なAI技術の言語認識システムと自動採点システムを採用し、「英語を聞いてから英語を話す」という実用的な英語のコミュニケーション能力を採点します。
米国国防省やオランダの政府移民局などの政府機関も活用しており、国際的にも実用性が高い試験として信頼を集めています。
VERSANTの基本情報
VERSANTは、本当に話せる英語力を証明してくれるテストです。
英語を聞いて、理解して、瞬時に英語で答える能力を測定するので、ご自身の本当の英語力を知ることができます。
ここではVERSANTの基本情報をお伝えします。
- AIによる言語認識システムと自動採点システムを採用
- スマートフォンやパソコンから受験可能
- イギリスのPearson社が運営
- スピーキングテスト、ライティングテスト、プレイスメントテストがある
- 受験後すぐに結果を知ることが可能
- 「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」の項目ごとに採点
実践的な英語力を把握できるテストとして国内外で注目を集めているので、グローバルな場で活躍したい方や、キャリアアップを考えている方に最適なテストです。
受験費用
VERSANTの3種類のテスト受験費用をご説明します。
スピーキングテスト | 5,500円(税込) |
ライティングテスト | 4,400円(税込) |
プレイスメントテスト | 7,700円(税込) |
スピーキングテスト+ライティングテスト(セット価格) | 8,800円(税込) |
VERSANTのメリット・デメリットをTOEICと比較
英語の実力を測るテストとして受験者が多いTOEICとVERSANTの違いは何でしょうか。
・TOEICの中で最も認知度が高いTOEIC Listening & Reading は、リーディング力とリスニング力を測る試験
・VERSANTは英語のスピーキング力とリスニング力を測る試験
それでは、VERSANTとTOEICのメリットとデメリットをみていきましょう。
【VERSANT】メリット
VERSANTのメリットは4つあるので順に説明します。
時間や場所に束縛されずに受験可能
VERSANTは、インターネット環境が整っていれば24時間365日、自分のスケジュールに合わせて受験できます。
なぜなら、スマートフォンやパソコンから気軽に受験することができるからです。
TOEICのように数カ月先のスケジュールを確保する必要も、試験会場に移動する必要もありません。
気軽に受験できることは、VERSANTの魅力の一つです。
試験結果がすぐにわかる
VERSANTでは、受験後すぐに試験結果を確認できます。
なぜなら、自動採点システムを採用しているからです。
VERSANTではTOEICのように、結果が分かるまで数週間待つ必要はありません。
詳細なスコアレポートで自分の弱みと強みをすぐに知ることができるので、英語学習のモチベーションもアップしやすいのではないでしょうか。
テスト時間が短い
VERSANTのスピーキングテストの所要時間は約20分。
ライティングテストの所要時間は約35分。
約2時間のTOEICと比べると、テスト時間がとても短いことがわかります。
短いテスト時間なので、集中力を切らすことなく実力を発揮できますね。
本当の英語力を採点
VERSANTを受験すると、実践的な英語力を知ることができます。
なぜなら、VERANTはコミュニケーションに必要不可欠なスピーキング力とリスニング力を測る試験だからです。
VERSANTではスピーキング力とリスニング力だけでなく、語彙や文法、文章構成などの基礎的な部分も採点するので、総合的な英語力を把握できます。
【VERSANT】デメリット
VERSANTのデメリットは2つあります。
認知度が低い
VERSANTは20年ほど前に開発され、日本では2015年に導入されました。
グローバル展開をする大手企業や医薬、素材業界で急速に取り入れられており、国内の約200社で活用されています。
2019年には受験者数が累計20万人を超え増加傾向にあるものの、TOEICほどの認知度はなく、英語を勉強している方の中にはVERSANTを知らない方も。。。
TOEICの2020年の受験者数は約169万人で、英語学習をしている人にとっては馴染みのある試験ではないでしょうか。
参考書がない
VERSANTはTOEICと比べると、参考書がほとんどないに等しいです。
VERSANTのテスト対策としては、スピーキング力とリスニング力向上のためにオンライン英会話がおすすめとされています。
語彙力や英文法の見直しに文法の参考書を探したり、アプリを使って学ぶ人も。
この参考書で勉強すれば安心、といった教材がないので、ご自身で教材を探す必要があります。
【TOEIC】メリット
TOEICのメリットは3つあります。
認知度が高い
VERSANTのデメリットでも説明しましたが、TOEICの認知度は高く、多くの企業の人事評価で活用されています。
2020年の受験者数169万人をみても、その認知度の高さは一目瞭然です。
TOEICスコアを取得すると、ご自身の英語力を客観的にアピールすることができます。
就職や転職で有利
TOEICは、約2,450社の社内研修や、人事評価、海外赴任、就職時の採用基準として使われています。
TOEICで高いスコアを持っている方は、高い英語力をアピールでき、仕事面で有利になるので、ビジネスで英語を使いたい方は取っておくべき資格です。
対策を立てやすい
TOEICは1979年から実施された試験なのでVERSANTよりも歴史があり、多くの受験データがあります。
そのため、沢山の参考書が出版されているので、比較的対策を立てやすい試験といえるでしょう。
【TOEIC】デメリット
TOEICのデメリットは2つあります。
受験する場所や日時の融通が利かない
TOIECにはVERSANTのようなオンライン試験がないので、試験会場で受験する必要があり、そして会場はランダムに決められます。
自宅から遠い場所が試験会場となる場合もあり、試験前後の移動時間を入れると半日がかりになってしまうことも。
また、TOEICは決まった日時にしか受験できず、1か月以上前に予約して、事前にスケジュールを確保する必要があります。
実践的な英語力を測れない
TOEICは、文法や語彙、読解力、聞き取り力などの英語のインプット学習の成果を測ることはできますが、実践的な英語力を測ることはできません。
なぜなら、TOEIC Listening & Reading テストはリスニング力とリーディング力を測るテストだからです。
コミュニケーションで必要とされるスピーキング力や、アウトプットをする際に必要となるライティング力は測定されません。
TOEIC Listening & Reading テストで高得点を取得しても、英語でのコミュニケーションを円滑にできない場合があります。
TOEICスコアとの換算表
TOEICスコアとの換算表です。
VERSANT Speaking Test | VERSANTWritingTest | VERSANT Placement Test | TOEICListening Test | TOEICReading Test |
79-80 | 77-80 | 78-80 | ー | ー |
69-78 | 67-76 | 68-78 | 490〜 | 455〜 |
58-68 | 54-66 | 57-67 | 400〜 | 385〜 |
47-57 | 44-53 | 46-56 | 275〜 | 275〜 |
36-46 | 30-43 | 34-45 | 110〜 | 115〜 |
26-35 | 20-29 | 24-33 | 60〜 | 60〜 |
20-25 | ー | 20-23 | ー | ー |
TOEICのリスニングとリスニング共に300点の場合は合計で600点となり、VERSANTでは47-57点といえます。
しかしながら、TOEIC Listening & Reading ではスピーキング力を測ることができないので、実際のVERSANTスコアはもう少し低い可能性があります
まとめ
VERSANTでは、スピーキング力とリスニング力を測定しながら、英語学習の基本である文法、語彙、文章構成なども測定するので、本当に使える英語力を知ることができます。
ここでは、VERSANTとTOEICを比較し、そのメリットデメリットをご説明しました。
- VERSANTの基本情報
- 【TOEICと比較】VERSANTのメリット・デメリット
- TOEICスコアとの比較
VERSANTは英語を使う能力を測るテストです。
TOEICは英語の基礎知識であるリーディング力やリスニング力を測るテストです。
ご自身の学習目的に合わせて、VERSANTやTOIECを活用してはいかがでしょうか。
よくある質問
- VERSANTスピーキングテストの受講費用を教えてください
-
税込5,500円で受講する事が出来ます。
- VERSANTのテストはいつ受講出来ますか?
-
テストには高性能のAIを採用している為、インターネット環境があれば24時間何時でも受講する事が出来ます。
- TOEICとの違いを教えてください
-
TOEICはリスニングとリーディングをメインにしていますが、VERSANTはスピーキングに特化したテストです。
英会話力を測りたい方はVERSANTの受講をオススメします。
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